【体験記】卒業後はどうしよう?進路について悩んでみたり、卒業できるか焦ってみたり...

SPONSORED LINK

11月27日、アメリカではThanksgiving Dayです。日本訳すると感謝祭となるこの日は学校や職場が休みとなり、ほとんどは自宅で家族と過ごし、ターキーなんかを作ってみんなで食べる習慣があります。街はびっくりするくらい人気がなくなり、この日にDenny’sとかで1人飯をしていると悲しい気持ちになります。ちなみにカナダのThanksgiving Dayは、1ヶ月早い10月の第二月曜日(だったはず)で、当時ホームステイをしていた僕は、毎年ターキーディナーを密かに心待ちにしていました。

進学先について

そんなハートウォーミングな思い出を回想しつつ、今回も前回に引き続き留学体験記をご紹介したいと思います。

前回綴ったホームステイ先でのトラブルも無事(?)乗り越え、住まいにも学校にも慣れ親しんできたカナダ留学3年目でしたが、小さな街に3年も住んでいると、角を曲がれば知り合いに会うくらい知り合いや友人が出来て、充実こそしていましたが、その反面、退屈にもなっていました。

あと1年で卒業と言うこともあり、本格的に進路を考えてみようかなと思い始めたのが、それこそ新学期が始まって間もないThanksgiving辺りの時期でした。

欧米の学校では受験がない代わりに、高校で修めた成績が合否の基準になってきます。そのため日本の高校のように短期集中で詰め込んで受験に臨む方法では志望校に入れないケースが多いんです。
優秀な生徒は、11年生の頃から着々と準備を進めていましたが、目の前のExamや授業に手いっぱいだった僕は、12年生になるまで卒業後のことなど1ミリも考えていませんでした(笑)

ようやく焦り出し、学校のカウンセラーやESLの先生に卒業の進路相談をしたところ、こんなことを聞かれました。

「あなたは将来どういう道に進んでいきたいの?」

中学までの9年間、そして高校とほぼ義務的に学生として暮らしていた僕にとって、大人になってから何になりたいとかをこの瞬間まで考えたことがありませんでした。
本心を言うと、「この楽しい毎日がずっと続けば良いな」くらいのナメた将来設計しか持ち合わせていなかったのですが、さすがに怒られると思い、

「音楽関係の仕事に就きたいので、音楽に精通した大学に進学したいです。」

と、その場限りの思いつきで先生に伝えたところ、いくつか候補の大学を紹介してくれました。

1つは、ボストンにあるBerklee College of Music。世界中の名プレイヤーを輩出している名門校です。そしてもう1つはニューヨークにあるジュリアード音楽院。今年の夏惜しまれながらもこの世を去った名俳優のロビン・ウィリアムズ氏も在籍していた学校です。

正直、大学の情報はこれっぽっちも調べていなかった僕にとっては、これらの大学に入る難しさを一切考慮していませんでしたので、軽い気持ちで大学で大好きな音楽を勉強できるなら楽しそうくらいに甘く見ていました。

ところが、先生が僕のGPA(偏差値)を確認するや否や、

「あら、ちょっとあなたの成績じゃ難しそうね」

と、一蹴。いや、あんたが勧めた学校でしょ。

なんか、勝手に知らない女性を紹介されて勝手にフラれた気分でした。笑

気を取り直していくつか調べてもらった結果、インディアナ州にあるインディアナ大学がヒットしました。
音楽で有名な学校で、更に僕の成績でも願書を出せると言うことで、じゃあ、そこにしようと決定。

超軽い気持ちで、僕の卒業後の行先はインディアナ州になりましたが、一応願書の準備や推薦状を書いてもらう前に熟考してみたところ、僕はインディアナ州の位置も知らなければ、具体的に音楽の何を勉強したいのかなども全くノープランだったので、いくらなんでもここまで人任せで大事な進路を決めちゃいけないと思い、翌日先生にはインディアナ大学の件は見送ることを伝えました。

改めて、少ない情報をかき集めて絞り出した結果、僕のやりたいことは大体こんな感じになりました。

・音楽が勉強したい

・都会に住みたい

・暖かい場所が良い

小学生並みの進路に対する想いを総合的に合わせた結果、該当する場所はココしかないと思いました。

エンタメの街ロサンゼルス

周りの同級生たちが毎日志望校のデータ集めをしている最中、僕はこんな感じでLA行きを決意しちゃいました...

Provincial Exam(州の統一試験)

そんなこんなで、高校卒業後の計画が決まった僕は、残りの高校生活をエンジョイしようと思っていましたが、一つ大事なことを忘れていました。

それは、Provincial Examと呼ばれる卒業試験。

カナダでは州ごとに決められた統一試験があり、これをパスしないと卒業できない仕組みになっています。
加えて11年生、12年生で修めた成績も重要になってくるので、留学生にとってはなかなか難関なのです。

冒頭でも話したとおり、欧米の学校は取得してきた単位の積み重ねが卒業や進学に大きく影響してくるので、逆に言うと日頃から勉強に勤しんでいれば、Provincial Examも問題なくパスできる学力英語力は備わってくるはずなのです。
でも、さほど必死に勉強していたと言い難い僕は、最後の最後に控えた試験を前に不安でいっぱいでした。

だったら少しでも不安を解消するために勉強しておけって話なんでしょうが、当時は危機回避能力が欠けていたのか、試験1ヶ月前になっても後輩を連れてドライブに行ったり、好きな女の子とデートしたりと、自由気ままに暮らしていました...

まあ、結果的には無事合格し、めでたく卒業できたわけですが、今から過去に戻ってあの頃の自分に会いにいけるなら、思いっきりぶん殴ってやりたい気持ちでいっぱいです。

このギリギリまで怠ける癖は、大学に入ってからも続いていくわけですが、それは次のアメリカ編でご紹介したいと思います。

エピローグ

楽しさと大変さが詰まったカナダ高校留学でしたが、本気で高校留学をスタートさせたい方にとっては、参考にならないエピソードばかりだと思いますので、ぜひ反面教師にしていただければと思います。

実際に、同じ時期に留学した友人や知り合いの日本人の約半分は、途中で帰国していた話を後になって聞きました。
もちろん金銭的な事情や、元々卒業が目的ではなかった人など理由は様々ですが、高校留学は非常に厳しいです。

よく卒業できたなと今更ながらドキドキしています。

精神的に発展途上なティーンが、親元を離れ、自由を手にしてしまうと、やはり羽目を外し過ぎてしまうこともあります。一緒に暮らすホストファミリーと言えど他人なので、実の親ほど干渉はしてきません。そこで、いかに目的を失わずに勉強できるか、模範的な留学生らしい留学ができるかは、やはり自分次第です。周りの環境も大きく左右しますが、どんな環境に身を置くかも自分の判断になってきますからね。

まあ、こういうことも今この歳になったからそう思うだけで、これから高校留学される方は、構え過ぎずに毎日を楽しめるような努力を忘れないでもらいたいですね。

やる気と誠意さえ見せれば、どうにかなりますよ、多分。

さて、そんなわけで、ゆる~く綴ってきたカナダ留学体験記も今回で終わりです。回想録としてブログに書き溜めておこうと思い始めてみましたが、18年以上も前のことなのに結構覚えているものですね。

引き続きこんな調子で、アメリカ留学編もお届けしたいと思っていますので、どうぞよろしく。

続きはコチラ(↓)

SPONSORED LINK

関連記事

  1. 【体験記】LAで4年制大学への編入を目指してみたものの...

  2. 【体験記】ホームレスになっちゃった。カナダ留学で起きた家なき子事件

  3. 【体験記】僕が留学を決めたきっかけ【その1】

  4. 【体験記】短大とは全く異なるアメリカのコミュニティカレッジ

  5. 【体験記】僕が留学を決めたきっかけ【その2】

  6. 【体験記】友達100人できるかな?探り探りだったカナダの高校1年目

コメント

  • コメント (0)

  • トラックバックは利用できません。

  1. この記事へのコメントはありません。