【体験記】アメリカ4年制大学へ編入、そして卒業へ...【最終章】

【体験記】23歳からの再スタート サクラメントでの留学生活では、再びアメリカでの大学卒業を目指し、サクラメントのコミュニティカレッジに入学した経緯を綴りました。
今回は、そんなサクラメントでのコミュニティカレッジでの生活から、4年制大学への編入、そして卒業に至るまでの経緯について話したいと思います。

SPONSORED LINK

綿密に立てた卒業までの道のり

留学生として外国生活を送る以上、日本人が日本で大学生活を送るよりも圧倒的にお金がかかるため、限られた期間内でいかに効率的に卒業を迎えられるかというのは、援助してくれている保護者の方に対する思いやりだと思います。

以前僕がロサンゼルスで送っていた留学生活は、お世辞にも模範的とはいえず、ただただ、親のスネをかじって毎日を浪費していた遊学生そのものでした。
この大きな過ちを教訓として活かすためにも、僕にとって新天地であるサクラメントでは、コミュニティカレッジに再入学すると同時に、留学カウンセラーにアドバイスをもらいながら、4大編入までのスケジュールを綿密に立てるようにしました。

※たいそうな感じで言っていますが、これはごくごく当たり前の話なんです(笑)

コミュニティカレッジで一般教養を取るメリット

コミュニティカレッジでは、4年制大学の最初の2年(Freshman、Sophomoreレベル)で取得するGeneral Education(一般教養)の単位を取ることができます。
地域や学校によって異なりますが、同じGE(General Education)を取るなら、コミュニティカレッジで取った方が授業料が安く抑えられる場合があります。
更に、4大のGEよりも少し授業の内容が簡単な場合もあります。(これも地域や学校によって異なります。)

日本とアメリカの大学の違い

ちなみに、あまり知らなくても良い情報ですが、アメリカの大学は日本と違い、1年生~4年生という概念がありません
あくまで総合の単位数で学位を取得できるので、極端な話、必要な単位さえ稼げれば2年間で卒業も可能です。

一応、FreshmanSophomoreJuniorSeniorのような区分はありますが、「今、俺大学3年なんだ」みたいな感じでいうケースはほとんどないようです。

コースカタログの重要性

どこのカレッジでもコースカタログを冊子で配布しており、そこには卒業や編入するために取得すべきコース内容の一覧が載っています。
この規則に沿って単位を取得していかないと、時間とお金の無駄になってしまいます。

僕が通っていたSacramento City Collegeから、同じ市内にある4年制大学California State University Sacramento(カリフォルニア州立大学)への編入を例に挙げると、
4年制大学の3年生に編入するために必要な単位は60単位程度で、その内最低でも30単位は、編入用として認められている一般教養クラスを取得する必要があります。
そして、その30単位は全てTransferable units(編入用単位)である必要があり、その単位はコースカタログに記載されています。

参照
Sacramento City Collegeのコースカタログはこちら

コースカタログには、取得すべきコースがエリア別に記載されており、各エリア内で用意されているクラスがいくつかあるので、自分が得意そうなクラスを見つけて登録していきます。

注意点
ここで重要なのは、編入用に修める単位は全てC以上の成績である必要があります。
クラス内で行わるショートクイズや、Mid Exam、Final Exam等の総合点で70%以上でないと合格となりません。
修めたクラスの成績の平均値を表すGPAは、4年制大学編入時に提出するTranscriptに記録され、このGPAの数値で希望する大学に編入できるかどうか決まります。

コースカタログの重要性を踏まえた上で、留学カウンセラーと綿密なスケジュール設定をすることが学位取得への近道になるかと思います。

過密スケジュールの後、4年制大学に編入

過去の過ちを取り返すように勉学に励み(笑)、3セメスターが終わった時点で編入に必要な単位を取得し、GPAも3.2ほどで悪くない出来でした。
この時は、朝9時から17時くらいまでクラスを取って、帰宅後は宿題と試験勉強をこなす日々でした。
もちろん、もっとヘビーに勉強に打ち込んでいる生徒さんはたくさんいましたが、元ダメ人間の僕からしたら、脅威的な勉強量の毎日でした。

そんなこんなで、2005年の秋学期からようやく念願の4年制大学に編入することができます。

大学卒業まで怒涛の論文&プレゼンラッシュ

コミュニティカレッジで約60単位を取得しましたが、4大に編入後もほぼ同等かそれ以上の単位を取得する必要があります。
僕は文系を専攻していたこともあり、他のサイエンス系やビジネス系の専攻と比べると卒業に必要な単位は少なく、合計130単位程度をC以上の成績で修めれば卒業できる予定でした。
General Educationと違い、より専門性が求められる教科を中心に勉強するため、コミュニティカレッジの時以上に机に向かう時間は増え、勉強漬けの毎日だったのを思い出します。
特に文系を専攻していたこともあり、課題の多くはEssay(論文)でしたので、とにかく読み書きがとてつもなく多い!

1セメスターあたり約5クラスを取り、どのクラスでも大体1セメスター中に、3~4冊分のテキストを読み、膨大な論文を書かなくてはいけません。
読解力はもとより、Critical Thinkingや、Writing力も求められるため、この時ばかりは、毎日のように学校内にあるTutoring center(添削などのヘルプをしてくれるサービス)を利用して論文を仕上げる日々でした。

卒業するためにライティング力は必須


カリフォルニア州立大学では、Writing Proficiency Exam(WPE)という論文の試験が設けられていて、総合成績平均のGPAと併せて、このWPEのライティング試験に合格しないと卒業資格がもらえません。

アメリカの大学で求められるライティング形式のひとつとしてAcademic Writingというものがあります。
このライティング方法は、文法的に間違いがなく、意味が明瞭であり、引用や参照方法をルールに従って規則正しく書けているかをテストするものです。
簡単にいうと「書き言葉」なので、口語調の話し言葉で書いてしまうと減点対象となります。

WPEに限らず、アメリカの大学では論文などのPaper workが重要視されており、論文が書けない人は卒業するのが難しいともいわれています。

ちなみに、英語ネイティブのアメリカ人にとっても、Academic Writingは訓練が必要です。
母国語が英語の彼らにとって、書き言葉は結構難しいみたいです。

きちんとした英語が書けるかを見られるWPEでは、難しい内容やネイティブっぽいかっこいい言い回しにする必要は全くなく、いかに文法的に正しく、規則に沿った構成で書かれているかが重要視されます。
そのため、書き方のルールさえつかんでおけば、無難な文法や語彙を使って、ルール通りの構成に当てはめていけば合格できます 🙂

感動のフィナーレ

そんなWPEも無事に合格し、無事に卒業を迎えることができました。
4年制大学にはトータル2年間(4セメスター)通いましたが、もっと居たのかなと思えるほど読まされ、書かされました(笑)

カナダでの高校留学3年
ロサンゼルスでの留学(遊学)1年
サクラメントでの大学留学4年

延べ8年間も海外で学生をしていたんですね...
辛抱強くサポートしてくれた家族には本当に感謝です。

いろんなことを振り返りながら出席した卒業セレモニーはひと際感慨深いものがありました。

さいごに


だらだらと続けてきた留学体験ブログですが、今回で終了したいと思います。

目標や希望を持って留学を志す人もいる中で、親の薦めで留学を決意した僕ですが、紆余曲折ありながらもなんとか卒業までたどり着くことができました。
迷惑もたくさんかけた分、何かしらの形でこの経験を活かしたいと思った結果、帰国してから10年目にして英会話教室を始めることになりました。

模範的とはお世辞にも言えない僕の留学生活でしたが、英語圏で様々な人種や文化に触れたことで、語学以上に、考え方や生き方について多く学ぶことができました。
運営する英会話教室では、そういった経験も踏まえて、僕なりに学んだ「対話力」を少しでも共有していけたらと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございました!

SPONSORED LINK

無料体験レッスン予約受付中!

はじめての方につきましては、初回のみ無料体験レッスンを実施させていただきます。
参加をご希望の方は、下記フォームよりご連絡ください。 追ってメールにてご連絡いたします。

Facebook、Twitterのフォローをお願いいたします!

2 件のコメント

  • こんにちは。始まりのカナダの高校留学から最後まで全て楽しく読ませて頂きました。
    僕もカナダの高校2年間そして現在コミュニティカレッジに通う23歳です。留学生ではなく遊学生になってしまった経験や遠回りをしている境遇が勝手ながら僕とすごく似ていると思ってます。
    僕も22,3歳の頃のあなたと同じ様に再スタートを切ったところです。周りの同級生よりだいぶ遅い卒業に大分人生の歯車が狂うな…と過去の自分の行いをとても後悔してます。それに今更真剣に勉強したって今までサボってたんだからもう手遅れなんじゃないか?と諦めかけてしまうこともあります。
    そんな中、このブログを見て同じ様な境遇に立っていたけど今立派にお仕事をされてる姿にとても励まされ刺激を受けて、自分も頑張ろう!!と思えました。ありがとうございます!!

    色々お聞きしたいこともあるのですが、長くなってしまったので感謝の気持ちだけコメントしておきます!
    僕も頑張って4年制大学を卒業しようと思います。

    • vanさん
      コメントありがとうございます!
      カナダに留学中ですか!どの辺にお住まいなんですか?ちょうどMid termは終わった頃でしょうかね?

      元々は日記代わりにブログに書き起こした留学体験ブログでしたが、こうやって読んでいただきモチベーションを上げるきっかけになってくれたのであれば嬉しい限りです。
      目的を明確にしない留学生活だったため、本当にグダグダな時間を過ごしたこともありましたが、絶対にどこかでしわ寄せは来るので、コツコツと頑張り続けることが学生のみならず社会に出てからも必要なんだということを本当に遅ればせながら実感しました。

      カナダはアメリカと比べると大学の水準レベルが高く、編入も大変かと思いますが、今23歳であれば全然遅くありません!
      ぜひ僕を反面教師にして、残りの留学生活を有意義に過ごしてください!応援してます 🙂

      久しくカナダには訪れていないので、カナダの近況などぜひ機会があれば教えてくださいね!

      Let’s keep in touch!

  • コメントを残す

    メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です