【海外在住者インタビュー】アメリカ在住10年の日本人ママに聞いた、生きていくための英語力について

今回は、留学時代からの友人であり、現在アメリカにお住まいのゆうこちゃんに、留学当時のこと、アメリカでの生活、現地で求められる英語力などについてインタビューさせてもらいました。

■目次

英語学習者が知っておくべき英会話のリアル

「海外に住みたいって夢はあるけど、英語苦手だから無理かな?」
「英語の成績悪いから、留学は向いてないかな?」
「いつまで経ってもきれいな英語が話せるようにならない」

このような悩みを生徒さんから聞くことがあります。

文法を学習する使えそうな単語・フレーズを覚える、といった基礎学習も大切ですが、
今回のインタビューを経て、そういった具体的な部分よりもっと大切なものがある!ということに気付かされました。

その「英語力よりもっと大切なもの」を理解した上で英語学習に取り組むと、自分がなんのために学習しているのかをより感じながら学習できるので、結果として使える英語が身につきやすいです。

留学を検討中の方や、現在留学先で行き詰っている方、将来海外で生活をしてみたい方はもちろんのこと、
英会話を上達させたい英語学習者の方全般にもぜひ読んでいただきたい内容になっています。

英会話講師の留学体験で、僕自身の留学当時の経験談や失敗談を綴っていますので、よかったらこちらもご覧ください。

インタビュー

1.留学期間はどれくらい?

4年大学を卒業する覚悟で留学しましたが、ホームシックになり1年ほどで帰国するという挫折っぷりでした!

2.留学を決めた理由は?

中学生の頃から声楽をかじっていたのですが、次第にクラシック音楽よりもジャズやゴスペルに憧れて、単純に音楽=アメリカ!というかんじで留学しようと思いました。

3.なぜサクラメントを選んだの?

留学を決めたまでは良かったのですが、なんの知識も無かったし、当時はインターネットが今ほど便利ではなかったので、家族経営の小さな留学斡旋サービス会社を利用していました。

留学先を相談したらサクラメントかロサンゼルスにしたらと言われ、親に相談すると「ロサンゼルスは治安が心配。サクラメントならそこそこ田舎なので親としてはそちらのほうが安心だ」みたいなことを言われたので(笑)よく考えも、調べもせずに決めました。

4.サクラメントの魅力は?

正直に言いますと、当時は全く魅力を感じませんでした。カリフォルニア州都とはいえ、何だか全てがこじんまりまとまっているように見えて、つまらない所だな〜と思っていました。

今考えると、それは単純に自分の行動範囲が狭かっただけなんです。自転車で学校とホームステイ先を往復するだけだったので。

おととし十数年ぶりにサクラメントを訪れたのですが、とても素敵な街でした!日系人の歴史も深く、どこかノスタルジーを感じる居心地のいい街です。サクラメントに引っ越すつもりだったのですが、夫の転勤先がコロラドに決まってしまい、サクラメント移住の夢は叶わず終わりました。

5.カレッジ生活はどうだった?

1年間の短いカレッジ生活は、ほぼESLの授業を受けるだけで終わってしまいました。もっと色々な授業を選択していたら楽しかったのかもしれません。
留学生活が長くなっていけば楽しみも増えたのだろうけど、とにかく1年間精一杯だったので…あの頃の自分にアドバイスしたいことが沢山あります(笑)

6.英語は元々話せたの?(得意だったの?)

今の義務教育とは違い、英語学習は中学生からでした。音楽が好きだった影響か、洋楽を聴くことも大好きで、英語に対する興味がどんどん大きくなりました。

実はその頃から留学を目標にしていたので、親に頼み込んで近所の英会話教室に中学卒業まで通わせてもらいました。それでもペラペラ話せたわけではありません。人よりちょっと英語が得意です、というレベルかな。

7.実際に住み始めて、言語や環境で苦労したことは?

留学生活最初は散々でしたね。聞き取りや何て言ったらいいか考えるのに必死で、「今まで勉強したことが役に立たない!」と落ち込みました。

ホストファミリーとあまり上手くいかなかったこともかなりのストレスでした。今思えば、コミュニケーション不足だったんですよね。もっと自分から積極的に会話をするべきだったと思います。

8.アメリカ留学で何が得られたと思う?

とにかく強くなりました(笑)自分で解決しなければ誰も助けてくれない。そんな思いで過ごした日々でした。

そして日本の何もかもが凄いんだと思うようになりました。それまでは恥ずかしいくらいアメリカかぶれだったのですが、逆に日本人でいることが誇らしく思えるようになりました。

9.卒業後は一度帰国しているんだよね?その時の生活はどんな感じ?

卒業してないんだよね〜それが(笑)
とりあえず休学という形で日本に帰国し、数年したらまた復学するつもりでした。少しでも留学資金を貯めなきゃと思い、アルバイトを転々としていました。

ある時は正社員になるお誘いもいただいたのですが、目標は常にアメリカに戻ることだったので、正社員になっては迷惑がかかると思いお話は受けませんでした。

10.なぜまたアメリカに戻ろうと思ったの?

1度目の留学が失敗に終わり、次は自分の好きな音楽の勉強をしに行こうと思ったからです。当時、今の夫(日系人)とも出会い、アメリカ移住が具体的に見えてきたということもありました。

11.二度目のアメリカ留学生活について教えてもらえる?

2度目のアメリカ留学は最初の留学生活と正反対でした。ロサンゼルスにある音楽専門学校のボーカル科に入り、友達もでき毎日楽しかったです。

英語力も最初の留学時よりはマシになっていたので、授業にもまぁまぁついていけました。何よりも大切な友達との出会いが大きな支えになりました。

12.学校卒業後は、アメリカで働くことはできた?

学校卒業後すぐに結婚したので、学生ビザから永住権の申請に切り替えました。結婚後2年までは”条件付き永住権保持者”の扱いだったのですが、その間の就労には問題はなかったです。主に寿司レストランのサーバーをしていました。

13.現在は、日系アメリカ人の旦那さんと結婚し、2児の母としてアメリカで子育てしながら生活しているわけだけど、英語圏で暮らしていく上で大変なことはある?

一番大変なのは病院・医療関係ですね!妊娠〜出産、新生児の定期検診などなど…バイリンガルの夫の助けがなかったらどれほどのストレスだったか!

なかなか取れないドクターの予約、健康保険の内容、ナースに聞かれる病歴の有無や聞いたことのない医療用語etc. とにかくチンプンカンプンです。

ロサンゼルスには日本語が通じる医療機関もまだまだあるんですが、カリフォルニアを出るとそうもいかず。バイリンガルの夫にそこは全力で甘えて全て任せています。。だから成長しないんですけどね〜

14.お子さん達は、日本語と英語バイリンガルになりやすい環境にいるよね?言語の部分で、両親として気をつけていることや、期待していることは?

英語はイヤと言うほど外で聞けるので、家では極力日本語を使うようにしています。それだけでは全然足りないので、小学生になったら日本語補習校に通わせる予定です。

英語に関しては何も心配していないんですが、とにかく日本語を普通に話せるようになってほしい。

両方の言語で完璧なバイリンガルを育てるには、子どもも親もかなりの努力が必要だと感じます。それは日本に住んでいながら英語を話せるようになる努力と変わらないかもしれません。

15.長年アメリカに住んでみて感じる、生活に必要な英語力ってどのくらいだと思う?

今年でアメリカ生活10周年なんですが、悲しいことに英語力はさほど伸びていません。ただ会話のキャッチボールは昔より上手くなったかも。

細かいことを気にせずにいられるなら、中学卒業レベルの英語の知識があれば日常生活は困らずにできると思います。

お友達と楽しく会話をしたい!と思うなら、もうちょっと話せた方がいいかな〜。

英語力そのものより、次の会話に繋げる「会話力」のほうが正直大事です。あとは”伝えたい!”って気持ちとめげない心!

16.アメリカ人は外国人に対してどの程度の英語力を求めていると思う?

トランプ政権が始まってから、差別的な考えを持つ人が表に出てきたことでアメリカ各地で色々な問題が起きていますが…(英語ができないヤツはアメリカから出て行け!って言っちゃう人がいたり)。それを踏まえた上で答えさせていただきます。

ずばりそれは人によって様々(笑)どんなシュチュエーションで相手と会話するかによっても随分変わってくるかなと思います。
例えば、あなたがただの旅行者なら英語ができなくても相手は全く気にしないでしょう。もしあなたが留学生で、友達を作りたいとしたら、ネイティヴのようには話せなくても、コミュニケーションを取ろうと努力することが大事だと思います。

私の立場だと、ご近所さんとのお付き合いや、子どもの学校の先生とお話しする場合など、やはりある程度の会話が成り立たないと、生活できないとまではいかなくとも、かなり辛いと思います。

どんな場合でも共通して言えることは、相手があなたと初対面だと、ほとんどのアメリカ人は英語が通じる前提で話しかけてくる。「見た目が外国人だからといって、英語ができないだろうと思うのは差別だ」という風潮もあるので、そのせいも少なからずあるかも。

17.日本では、英会話スクール、オンライン英会話、教材、アプリ、ラジオ、TV番組など英語を学べるコンテンツが豊富に揃っているのに英会話を苦手とする人がたくさんいる。英語コンプレックスを持つ人たちにアドバイスするなら?

苦手意識を捨てること!って言うのはカンタンですよね。日本人に多いのは、「中学高校であんなに勉強したのに、全く英語ができない!」という、持たなくていい劣等感を持ってる人。英会話と英語学習は別物と思って是非開き直ってほしい。

赤ちゃんが言葉を覚えるように、日常生活の中で繰り返し使われる単語やフレーズを、最初はただマネをする。何回もマネしてるうちに自然と使えるようになる。そんな地道なステップが大事な気がします。
もちろん、単語は沢山知っているほうが上達も早いし、文法を理解することも大事なんですけど。

私が一番身についたなと思う勉強法はズバリ、”好きな海外ドラマを英語字幕付きでひたすら繰り返し観る”ことでした。フレンズとかアリーマイラブとか。古い?(笑)特にフレンズは日常のシーンが中心なので、使えるフレーズを丸覚えしたり。並行して文法の理解を深めれば、身につく度合いがぐんとアップすると思います。

“楽しむ”ことも大事ですね。どんな勉強法が自分に合って、楽しく続けられるのかを知ることが第一歩かも。

18.これから留学を考えている若者や、将来海外に住みたい方に向けてアドバイスをお願いします。

やりたいことはどんどんチャレンジすること!危険なこと以外なら、失敗覚悟でやってみる(笑)思い切ってやってみると、道が次々に開けたりしちゃうものなんですよね〜不思議と。

ただし場所選びだけは慎重に。なんとなく〜で選んじゃうと私のように失敗してしまうかも(笑)
環境って本当に大事です。どうしてそこに住みたいのか、そこでどんな生活がしたいのか、目標やビジョンが見えていると、現地での生活もより充実すると思います。せっかく行くなら楽しんで!

まとめ

いかがでしたか?

今回は、アメリカ在住歴10年の日本人ママに「生きるための英語力」について色々とお話を伺いました。
実際にアメリカに長年住んでいる人から聞く、「英語に関するホントのところ」って非常に興味深く、学ぶべき内容が多かったです。

インタビュー中で語っている「会話力」の重要性についても同感です。

英語を話す上で、文法への理解度、語彙力、表現力は、もちろん大切ですが、
会話のキャッチボールが苦手な人は、そもそも会話を繋げることができないので、英語以前の部分を鍛える必要があります。

会話力は、一朝一夕で身につくものではありませんが、人との対話を「楽しい」と思えるようになると、自然に会話を繋げようとするはずですよね?

これから留学する方や海外生活をする方にとって、英語習得は目的のひとつに過ぎないかもしれません。
でも、英会話を楽しいと思えるマインドセットでいることで、より成功しやすい有利な環境を作ることができると思いますので、ぜひ楽しみにながら頑張ってください!

このインタビューが少しでもみなさんのお役に立てれば幸いです。

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